論文早期公開「表情表出の強度が判断の正確さに及ぼす影響」

愛知淑徳大学の志水勇之進氏と小川一美先生、國立中正大學の藤原健先生、金沢工業大学の渡邊伸行先生との共著論文がJapanese Psychological Researchで早期公開となりました。表情表出の強度をモーフィングで操作して、感情判断の正確さに及ぼす影響を検討した研究になります。

Yunoshin Shimizu, Kazumi Ogawa, Masanori Kimura, Ken Fujiwara & Nobuyuki Watanabe (2024). The influence of emotional facial expression intensity on decoding accuracy: High intensity does not yield high accuracy. Japanese Psychological Research, https://doi.org/10.1111/jpr.12529.

奈良市消防局・特別研修

2024年6月24日(月)、奈良市消防局で奈良市消防職員と生駒市消防職員の方32名を対象に、心理学の講義を行いました。奈良市と生駒市では2016年4月から奈良市・生駒市高機能消防指令センターの共同運用を行っており、奈良市と生駒市の119番通報はこのセンターで受信されています。

今回、「通信指令の対人関係心理学」というテーマで、119番通報を受信する通信指令員や救急隊員と市民のコミュニケーションについて、心理学の観点から解説しました。受講いただいた奈良市と生駒市の消防職員の皆さんには大変熱心に参加いただき、「参考になった」「今後の活動に役立つと思う」など多くのコメントをいただきました。奈良市や生駒市の市民の皆さんと通信指令員や救急隊員の皆さんとの緊急時のコミュニケーションが円滑に行われることを願っております。