大阪府医師会からご依頼をいただき、2023年5月15日(月)泉州南広域消防本部にて、泉州地域メディカルコントロール協議会「救命講習会」で講師を担当させていただきました。「緊急時のコミュニケーション心理学」というテーマで、コミュニケーションの心理学、緊急時の心理、救急隊員・通信指令員のコミュニケーションについて、これまでの研究知見を交え、お話させていただきました。岸和田市消防本部、和泉市消防本部、泉大津市消防本部、貝塚市消防本部、忠岡町消防本部、堺市消防局、泉州南消防組合から89名の消防職員の皆様にご参加いただき、質問やご意見をいただきました。今回のお話が何か少しでも今後の救急活動につながるヒントになればと思います。
「教育活動」カテゴリーアーカイブ
夢ナビ講義Video「緊急時に想いを伝える: 119番通報の心理学」公開
夢ナビ講義Video「緊急時に想いを伝える: 119番通報の心理学」が公開されました。
【概要】 目に見えず・形のない心を伝えあうのがコミュニケーション。普段なら、大事なことは時間をかけて何度も伝えることができます。ところが、急病や災害時には限られた時間や手がかりで伝える必要があります。本講義では119番通報の心理学をテーマにお話します。
夢ナビ講義公開
夢ナビ講義「コミュニケーションは心の見える化」が公開されました。多くの高校生の皆さんにご覧いただけたらと思います。
「コミュニケーションの社会心理学」刊行
「コミュニケーションの社会心理学」(岡本真一郎先生・編)がナカニシヤ出版から刊行されました。言語・非言語・メディアのコミュニケーションの基本的性質から、対人認知、説得、攻撃やネガティブ・フィードバック、噂、消費者行動、文化、SNSに至る現代社会における幅広いトピックをカバーしています。木村は非言語コミュニケーションのパートを担当しました。かつて盛んに研究され、学際性やテクノロジーの発展で今また注目が高まっている非言語について、非言語ならではの特徴や言語と組み合わさった働きなどを含め、紹介しています。多くの方に手に取ってお読みいただけたらと思います。

木村昌紀 (2023). 非言語が伝えること 岡本真一郎(編著) コミュニケーションの社会心理学―伝える・関わる・動かす― ナカニシヤ出版. pp.29-45.
新メンバーの研究室配属
2023年度から新たなメンバーが本研究室に加わりました。これから一緒に楽しく研究を頑張れたらと思います。よろしくお願いします。
阿蘓 遥香 (ASO Haruka)
市川 優月 (ICHIKAWA Yuzuki)
烏谷 亜莉沙 (KARASUDANI Arisa)
水谷 天音 (MIZUTANI Amane)
森田 千遥 (MORITA Chiharu)
西山 月花 (NISHIYAMA Tsukika)
尾嶋 美京 (OJIMA Michika)
武氏 涼花 (TAKEUJI Suzuka)
竹安 美由香 (TAKEYASU Miyuka)
渡邉 優 (WATANABE Yu)
山角 真唯 (YAMAKADO Mai)
湯澤 杏 (YUZAWA An)
論文掲載・化粧や衣服の類似性が対人魅力に及ぼす影響
「容装心理学研究」誌に、原著論文「化粧や衣服の類似性が対人魅力に及ぼす影響」が掲載されました。 本論文の研究 1 は、対人関係心理学研究室卒業生の森末理沙さんの 2013 年度 神戸女学院大学 人間科学部 心理・行動科学科 卒業論文を、研究2は藤井菜穂さんの2017年度同卒業論文を再分析・考察してまとめなおしたものです。多くの方にご覧いただけたらと思います。
木村昌紀・森末理沙・藤井菜穂 (2023). 化粧や衣服の類似性が対人魅力に及ぼす影響 容装心理学研究, 2, 32-43.
【要旨】 類似性魅力は, 対人魅力に関する頑健な現象である。従来の研究は, 主に態度や パーソナリティの類似性に注目してきた。本研究は, 化粧や衣服の類似性が対人魅力に及ぼす影響を実験的に検討した。41名の女性大学生が研究1に参加して, 化粧の類似性が対人魅力を高めることが実験的に示された。研究2では47名の女性大学生が参加し, 衣服の類似性が対人魅力を高めるが, 同じ衣服は似た衣服より魅力を低めることが実験的に示された。一連の結果から, 化粧や衣服の類似性が初対面の人物の魅力を高め, 関係形成を促進することが示唆された。ただし, 同じ衣服は独自性欲求の充足を妨げるため, 類似性魅力理論の予測に反して対人魅力を低める可能性がある。最後に, 本研究の限界と今後の展開について議論した。
13名の研究室メンバーの卒業
2023年3月17日(金)、13名の研究室メンバーが卒業しました。これからの健康と活躍を願っています。
本田 千陽 (HONDA Chiharu)「他者への援助要請が先延ばし行動の抑制に及ぼす影響」
桂 里奈 (KATSURA Rina)「化粧の種類が説得力に及ぼす影響」
栗山 真穂 (KURIYAMA Maho)「コロナ禍の外出自粛期間中にSNS上で形成された新たな友人関係の展開に関する検討」
松田 栞奈 (MATSUDA Kanna)「SNS上での匿名性と交流歴が開示程度に及ぼす影響」
永井 美那 (NAGAI Mina)「親子関係と社会経済的地位が青年期の子どもの結婚願望に及ぼす影響」
西尾 京香 (NISHIO Kyoka)「協力時におけるメンバー間のグリットの落差が怒り感情や攻撃行動に及ぼす影響」
奥平 清香 (OKUDAIRA Sayaka)「目の大きさと上瞼形状が外見的・内面的魅力に及ぼす影響」
竹橋 優葵美(TAKEHASHI Yukimi)「阪神タイガースのホームアドバンテージにおける観客の有無の効果」
土谷 美結花(TSUCHIYA Miyuka)「高い敏感さを持つ者はSNS利用時にストレスを感じやすいか」
上村 茉優 (UEMURA Mayu)「映像通報システムが緊急時のコミュニケーションに与える影響」
渡邊 瑞穂 (WATANABE Mizuho)「友人との共食がおいしさに与える影響」
山藤 未来 (YAMAFUJI Miki)「コロナ禍におけるマスクの色や形が対人魅力に及ぼす影響」
高橋 梨丘 (TAKAHASHI Riku)「同性愛を扱った創作物に触れる頻度と同性愛への態度との関連性」
神奈川県消防学校・通信指令員研修の講師担当
2023年2月10日(金)、神奈川県消防学校からご依頼をいただき、研修講師を担当しました。神奈川県下14消防本部消防職員の通信指令員の方26名を対象に、令和4年度 神奈川県消防学校 消防職員特別教育 通信指令員研修の講師を担当しました。昨年度に続き、「通信指令業務教育における心理学の導入」をテーマに、コミュニケーションの心理学や緊急時の心理、119番通報の際の市民と通信指令員による緊急時のコミュニケーション、などについて、これまでの研究成果や活動を踏まえて講義を行いました。最後に、貴重なご質問やご意見を多数いただきました。今後の研究・教育活動に活かして参りたいと考えています。

兵庫県広域防災センター・兵庫県消防学校での幹部教育研修
2022年12月20日(火)兵庫県広域防災センター・兵庫県消防学校からご依頼いただき、幹部候補職員の方を対象に研修を行い、講師を担当しました。
兵庫県下19消防本部から25名、滋賀県・京都府下の5消防本部から6名の幹部候補職員の皆様にご参加いただきました。
「現場活動・緊急事態の心理学」をテーマに、(1)災害現場の特徴とその心理、(2)いかにリスクと向き合うか(リスクテイキング)、(3)いかに失敗を想定するか(ヒューマンエラー)、(4)緊急事態対応の初動:119番通報について、心理学の観点から、これまでの研究・教育活動の取り組みを踏まえて解説しました。グループにわかれてディスカッションを行っていただき、参加いただいた幹部候補職員の方からは多くのご意見・ご質問をいただきました。
これから兵庫県や滋賀県、京都府の各消防本部において、参加いただいた皆様がリーダーシップを発揮される中で、難しい状況が多いとは存じますが、今回のお話が何か少しでも役立つこと、円滑・安全な職務遂行につながることを願っております。
ABCテレビ「おかえり」インタビュー公開
11月9日(水)ABCテレビのニュース番組「おかえり」で、119番通報の日の特集「119番通報の現実」がありました。その中で、大阪府消防学校での授業風景とインタビューを放送いただきました。